韓国国会でホップ由来CBDが議論されました

韓国国会でホップ由来CBDが議論されました

2026年6月、韓国国会議員会館において「ホップ由来CBD」をテーマとしたフォーラムが開催されました。

このフォーラムには、Kriya Hopsの開発者であるBomi Joseph博士も参加し、ホップ由来CBDの可能性について講演を行いました。

今回注目すべきなのは、「CBD製品が紹介された」ということではありません。

韓国の国会という公的な場で、ホップ由来CBDがバイオ産業の新たな選択肢として議論されたことです。

韓国で何が起きているのか

韓国では大麻由来CBDの取り扱いが非常に厳しく制限されています。

その一方で、

「大麻ではない植物から得られるCBDであればどうだろうか」

という議論が始まっています。

今回のフォーラムでは、ホップ由来CBDを活用したバイオ産業の可能性について、国会議員、研究者、企業関係者が意見交換を行いました。

ホップはビールの原料として知られる植物ですが、Kriya Hopsは特殊な品種であり、CBDを産生する一方でTHCを作る酵素を持たないことが特徴です。



なぜ注目されているのか

これまでCBDというと「大麻由来」というイメージが強くありました。

しかし近年では、

* THCを含まないこと
* 法規制との整合性
* 安全性の確保
* 品質管理の容易さ

といった観点から、ホップ由来CBDに関心を示す国や企業が増えています。

今回の韓国国会での議論も、その流れの一つと言えるでしょう。

私が注目しているポイント

今回のニュースで重要なのは、

「韓国がCBDを解禁した」

という話ではありません。

また、

「Kriya Hopsが承認された」

という話でもありません。

重要なのは、国会という政策を議論する場で、ホップ由来CBDという新しいカテゴリーが正式に取り上げられたことです。

これまでCBDというと大麻由来か否かという二択で語られることが多くありました。

しかし今後は、

「どの植物由来なのか」

「どのような品質管理が行われているのか」

「どのような科学的根拠があるのか」

という議論へと変化していく可能性があります。

日本への影響はあるのか

現時点では、この動きが日本の制度に直接影響するかどうかは分かりません。

しかし、アジアの国々がホップ由来CBDに関心を示し始めていることは事実です。

日本でも2024年の法改正以降、CBDを取り巻く環境は大きく変化しています。

今後も海外の動向を注視しながら、科学的根拠に基づいた情報をお伝えしていきたいと思います。

プレスリリース

韓経マガジン

ダウム

News Wire

ECSからエンド・フィト・システムへ

ECSからエンド・フィト・システムへ



近年、CBD(カンナビジオール)が注目されるようになり、その作用を説明する際によく使われる言葉が「ECS(エンドカンナビノイドシステム)」です。

ECSとは、私たちの体の中に備わっている生体調節システムのことで、体のバランス(恒常性)を維持するために重要な役割を果たしています。

ECSが発見された当初は、

* CB1受容体
* CB2受容体

という二つの受容体が中心と考えられていました。



そのため、

「CBDはCB1やCB2に作用する成分」

という理解が広がりました。

しかし研究が進むにつれ、少し不思議なことが分かってきました。

CBDは実はCB1やCB2への作用がそれほど強くないにもかかわらず、

* 睡眠
* ストレス
* 痛み
* 炎症
* 神経保護

など、さまざまな働きとの関連が報告されていたのです。

そこで研究者たちは、

「CB1やCB2だけでは説明できないのではないか」

と考えるようになりました。



その後の研究により、

* TRPV1
* TRPA1
* PPARγ
* セロトニン系
* 免疫系
* 脂質メディエーター

など、多くの経路が関与していることが明らかになってきました。

つまり現在では、ECSは単なるCB1・CB2受容体のシステムではなく、生体全体の恒常性を支える大きなネットワークとして捉えられるようになっています。

私はこの流れを見ていて、ジョセフ博士が提唱する「エンド・フィト・システム(Endo-Phyto System)」という考え方が非常にしっくりくるようになりました。

Endo(エンド)は「体内で作られるもの」。

Phyto(フィト)は「植物由来のもの」。

つまり、私たちの体内で作られる調節物質と、植物が持つさまざまな成分が協力しながら、生体のバランスを維持しているという考え方です。



この視点で見ると、CBDだけが特別な存在ではありません。

例えば、

* ホップ由来成分
* テルペン類
* オメガ3脂肪酸
* 緑茶のカテキン
* カカオのポリフェノール
* 春ウコンの精油成分

なども、生体の恒常性維持ネットワークに関わる可能性があります。

最近、春ウコンについて調べる機会がありました。

春ウコンにはクルクミンだけでなく、多くの精油成分(テルペン類)が含まれています。

従来であれば、

「胃に良い」
「肝臓に良い」

といった説明が中心でした。

しかし現在の視点では、

「春ウコンに含まれる植物成分が、生体調節ネットワークにどのように関わるのか」

という見方もできるようになります。

私はこれからの予防医学において重要なのは、

「この成分が何に効くのか」

ではなく、

「この成分が体の恒常性維持にどのように関わるのか」

という視点だと考えています。



ECS研究は、もはやカンナビノイドだけの研究ではありません。

むしろ、私たちの体と植物との関係を理解するための新しい入り口になりつつあるのではないでしょうか。

CBDから始まった学びが、ホップやウコン、オメガ3など、さまざまな植物や栄養素へとつながっていく。

私はその流れの先に、「エンド・フィト・システム」という考え方の大きな可能性を感じています。