撤回された論文について


著名な科学者によるCBD論文の撤回と誤情報の拡散について

1.概要
2022年に発表された論文 「Cannabidiol (CBD) From Non-Cannabis Plants: Myth or Reality?」 は、カンナビジオール(CBD)が大麻以外の植物から得られる可能性について精査した研究でした。
この論文は、特にKriya Hops(クリヤ・ホップ)に対して「詐欺である」と断定的に否定し、科学的にCBDが存在する根拠がないと主張しました。
しかし、この論文は後に撤回されました。撤回の理由として、「元となる情報が虚偽であった」 ことが指摘されました。
この論文撤回の背景や影響、そして日本国内で広がる誤情報について、事実に基づいて解説します。

2. 著者について
この論文の著者は、それぞれの分野で高く評価されている研究者です。
#ジョヴァンニ・アペンディーノ(Giovanni Appendino)
イタリアの著名な天然物化学者
植物由来の生理活性化合物やカンナビノイドの研究で多数の論文を発表
# オラツィオ・タグリアラテラ=スカファティ(Orazio Taglialatela-Scafati)
ナポリ大学の薬用植物学教授
海洋天然物、植物カンナビノイド、微生物由来の生理活性物質を研究
#エドゥアルド・ムニョス(Eduardo Muñoz) スペイン・コルドバ大学の免疫学教授
CBDの抗炎症・免疫調整作用を研究し、多数の論文を発表

3. 撤回された論文の内容
この論文では、以下のような主張が展開されていました。
#Kriya Hops(クリヤ・ホップ)がCBDを含むという研究は詐欺である
#大麻以外の植物でCBDが存在する証拠は不十分
#ホップ由来のCBDに関する報告は科学的根拠に乏しい

この論文は2022年に発表されましたが2025年1月に撤回されました。
画像クリックで論文の公式情報が見れます。

4. 撤回の理由
著者らは、以下の理由で論文を撤回しました。

#論文の一部が、虚偽の情報を含むウェブ記事に基づいていたことが判明
#Bomi Joseph氏に関する記述が不正確であったことを認め、謝罪
#科学的な検証が不十分なまま、Kriya Hopsに対する「詐欺」との断定的な評価がなされていた

5. Kriya Hopsの特許
論文で否定されたKriya Hopsですが、以下のような科学的根拠が実際に存在します。
#Kriya Hopsは正式に植物特許(USPP31,477P3 など)を取得している
#抗カンナビジオール抗体(CBD検出技術)も特許化されている
#論文撤回の前から、特許データや研究論文の中にKriya Hopsに関する記載があった

特許が取得されている以上、「存在しない」との主張は事実に反します。


6. 日本国内における誤情報の流布
論文が撤回されたにもかかわらず、日本国内ではKriya Hopsに関する誤った情報が意図的に広められている状況があります。
Green Zone Japanは2019年6月15日の記事でアメリカでの情報を訳して記事にしています
その後裁判中にはこの記事を一時鍵付きにして一般に見れないようにしていましたが、
裁判が終わった後に再度一般公開としています。

記事を書いた当時扱っていた日本の会社への問い合わせはしていますが、
Bomi Joseph氏には問い合わせていません。
つまり片方の視点のみに基づいた記事です。

以下がURLになります。
ご自身で判断してください。

http://www.greenzonejapan.com/2019/06/15/hopcbd/
http://www.gereenzoneiapan.com/2020/02/29/hopcbd-2/

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